ご当地サポーターみちくさガイド 編集部
雨の日でも楽しめる出雲・松江のおすすめ観光
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せっかく計画を立てて出かけた旅行も、雨だと予定が狂いがち。山陰地方は日照時間が短く雨や雪が多いため、計画コースに応じて代案を持っておくと便利です。そこで、雨の日でも大満喫できる出雲・松江エリアの観光スポットを厳選してご紹介。備えあれば憂いなしということで、ぜひ旅行の参考にしてください。

試飲コーナーやバルも備えたワイン好き必見の人気スポット

館内ではワインを使ったオリジナル商品のほか、出雲をはじめとした島根県の土産品も多数販売している 館内ではワインを使ったオリジナル商品のほか、出雲をはじめとした島根県の土産品も多数販売している

出雲大社から程近い場所にある定番観光スポット。メインの試飲即売館には地元産の芳醇なブドウで造った「島根ワイン」がずらりと並びます。厳選素材を使った最上級ワインから手軽なものまであり、赤・白・スパークリングなど種類も豊富。

なかでも出雲市産の甲州種を使用した「島根わいん縁結 甲州 2018」は「日本ワインコンクール2019」甲州部門で金賞、部門最高賞、コストパフォーマンス賞を受賞(現在は「2019」を販売中)。約10種のワインやブドウジュースの無料試飲コーナーも気軽に利用できます。

ワインづくりの工程を見学できる「ワイン醸造館」

営業時間内であれば予約なしで無料見学が可能。ワイン醸造について詳しく学べるので、訪れた際にはぜひ 営業時間内であれば予約なしで無料見学が可能。ワイン醸造について詳しく学べるので、訪れた際にはぜひ

新鋭機械が整ったワイン製造工程を無料見学できる「ワイン醸造館」も。ブドウやワインを貯蔵するタンクのほか、仕込み作業、瓶詰め作業のラインなど、ワインが完成するまでの工程をゆっくりと見て回ることができます。

また、敷地内には特上の「しまね和牛」が堪能できるバーベキューハウス「シャトー弥山」があるほか、屋根付きのテラスカフェ「しまりんキッチン」もあり、デラウェアを使った同館ならではのご当地ソフトクリームも販売されています。

ご当地サポーターコメント
試飲即売館には高級銘柄を楽しめるワインバルもあり、買い物に限らずワインをその場で存分に楽しめる空間です。

島根ワイナリー
  • https://www.shimane-winery.jp/
  • 島根県出雲市大社町菱根264-2 MAP
  • JR出雲市駅から車で約15分
  • JR出雲市駅からバス乗車、「島根ワイナリー」下車すぐ
  • 【試飲即売館/しまりんキッチン】9:30~17:00(4~9月は18:00まで)
    【ワイン醸造館】9:30~16:30
    【シャトー弥山】10:30~18:30(6~9月は19:30まで)※L.O.は30分前
  • 無休
  • 0853-53-5577
  • 無料
  • 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、時短営業の可能性あり。詳細はHPを要確認

民藝イズムが息づく「出西窯」の聖地

美と実用性を兼ね備えた器の数々。「出西ブルー」と称される深みのある青は、窯の代表的な作品 美と実用性を兼ね備えた器の数々。「出西ブルー」と称される深みのある青は、窯の代表的な作品

全国的にも知られる出雲を代表する窯元「出西窯」による山陰屈指の人気スポット。工房を中心に、地元食材を活かしたパンや軽食が味わえるベーカリーカフェ、神戸発のセレクトショップなどが集まり、雨の日でも半日近く満喫できる場所です。

工房隣にある展示販売場「くらしの陶・無自性館」では、出西窯の多彩な器を展示販売。2階建ての吹き抜け空間に陶器がずらりと並べられた館内は、見て回るだけで民藝イズムが感じられ、暮らしに小さなヒントを与えてくれそうです。

登り窯も備える工房を見学しよう

出西窯に伝わる「無自性」の精神。使い手を想う実用的な器は、長年地元の人たちの生活に溶け込んでいる 出西窯に伝わる「無自性」の精神。使い手を想う実用的な器は、長年地元の人たちの生活に溶け込んでいる

工房では、陶工一人ひとりに1台ずつロクロがあり、受け持った陶器をそれぞれが成形から釉掛けまで一貫して製作。定休日以外はいつでも見学でき、陶器が完成するまでの作業工程を垣間見ることができます。

室内には窯焚き前の成形された器がずらりと並べられていたり、約3,000個以上の陶器を2日間で焼き上げる大きな登り窯があったりと見どころが満載。昭和時代に米蔵を改築したという工房そのものにも味わい深さを感じることができます。

ご当地サポーターコメント
ベーカリーカフェ「ル コションドール 出西」では、地産食材を活かしたこだわりのメニューを出西窯の器で提供しており、使い心地を試してみることができます。

出西くらしのvillage
  • https://www.shussai-village.jp/
  • 島根県出雲市斐川町出西3368 MAP
  • JR出雲市駅より車で約10分
  • 【くらしの陶・無自性館】9:30~18:00
    【ル コションドール 出西】カフェ、ベーカリー 9:30~17:00
    【Bshop 出西店】10:00~18:00 ※工房見学は休止の場合あり。詳しくは要問い合わせ
  • 火曜  ※ル コションドール出西は火曜、第2・第4水曜
  • 0853-72-0239(出西窯)
  • 無料

出雲大社の歴史を紡ぐ大型ミュージアム

古代出雲大社本殿の10分の1模型。社伝によれば、かつて出雲大社本殿の高さは現在の2倍もあったそう 古代出雲大社本殿の10分の1模型。社伝によれば、かつて出雲大社本殿の高さは現在の2倍もあったそう

出雲大社の「勢溜(せいだまり)の大鳥居」から徒歩圏内にあるミュージアム。出雲大社をはじめ島根県の歴史・文化を紹介しており、県内の遺跡で見つかった358本もの銅剣、39個の銅鐸、出雲大社本殿を支えた巨大な宇豆柱(うづばしら)など、出雲の歴史を物語る貴重な資料を展示しています。

なかでも古代出雲大社本殿の10分の1模型は圧巻で、5メートル近いスケールでかつての姿が表現されています。出雲神話を分かりやすく楽しめるシアターなどもあり、参拝後に立ち寄りたい人気スポットです。

出雲の謎を解明する、常設展示の数々

遷宮の際に御本殿から下ろされた千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)。間近で見るとその大きさを実感できる 遷宮の際に御本殿から下ろされた千木(ちぎ)と勝男木(かつおぎ)。間近で見るとその大きさを実感できる

常設のテーマ別展示室では、「出雲大社」「出雲国風土記」「青銅器」をテーマに、島根の古代文化を紹介。なぜ出雲に巨大な神殿が建てられたのか、人々はどんな営みをしていたのか……。古代出雲にまつわる疑問を、さまざまな角度から解明していく展示は、室内を進むたびに興味を引かれていきます。

館内にはひと息つける「マルカフェ」もあり、特別展、企画展にあわせた期間限定メニューも提供。ミュージアムショップも併設しているので、見学後に足を運んでみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
カフェでは「ぜんざい」「しまね和牛カレー」など、出雲にちなんだご当地メニューも楽しめます。

島根県立古代出雲歴史博物館
  • https://www.izm.ed.jp/
  • 島根県出雲市大社町杵築東99-4 MAP
  • 一畑電車出雲大社前駅から徒歩約7分
  • 9:00~18:00(11~2月は17:00まで)
  • 第3火曜(変更の可能性あり)
  • 常設展 大人620円、大学生410円、小中高生200円 ※企画展は内容により異なる
  • 0853-53-8600
  • 無料

観る者を魅了する日本庭園と日本画の調和を楽しめる場所

庭園の面積はおよそ5万坪。後方に広がる山や木々をも借景に取り込んだ技ありの造形美は圧巻 ©️足立美術館 庭園の面積はおよそ5万坪。後方に広がる山や木々をも借景に取り込んだ技ありの造形美は圧巻 ©️足立美術館

島根県に来たらぜひ訪れておきたいスポット。国内外から年間60万人以上が訪れます。言わずと知れた近代日本画の第一人者、横山大観の作品が120点も所蔵され、年4回の企画展にて常時約20点の大観作品を堪能できます。

また、四季折々の美しさを感じられる日本庭園も必見。日本を訪れる外国人観光客向けの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』(改訂第6版)で最高評価の三つ星として掲載。さらに米国の日本庭園専門誌による庭園ランキングで、18年連続日本一に選ばれています。

それぞれの趣を楽しめる茶室・喫茶室

「生の掛軸」を眺めながら気軽にお抹茶が楽しめる茶室「寿楽庵」。見学料・抹茶料含め1,000円で利用可能 ©️足立美術館 「生の掛軸」を眺めながら気軽にお抹茶が楽しめる茶室「寿楽庵」。見学料・抹茶料含め1,000円で利用可能 ©️足立美術館

敷地内には近代日本画を展示する「本館」、現代日本画を楽しめる「新館」、そして陶芸家としても知られる北大路魯山人の作品が常時約120点公開される「魯山人館」があり、各館で異なる美術品を鑑賞できます。また季節ごとに特別展も開催され、普段はなかなかお目にかかれない名画や名品に出合えます。

本館には景色が異なる2つの喫茶室があり、大きな窓から四季折々の枯山水庭や池庭を眺めながら、こだわりのコーヒーやスイーツをのんびりと味わえます。

ご当地サポーターコメント
ミュージアムショップでは、日本画や庭園のオリジナルグッズやお菓子などを販売。本館と新館のショップで品揃えが異なるので、それぞれ鑑賞した後に立ち寄ってみましょう。

 ©️足立美術館
©️足立美術館

足立美術館
  • https://www.adachi-museum.or.jp/
  • 島根県安来市古川町320 MAP
  • JR安来駅から車で約14分
  • JR安来駅より無料シャトルバス運行
  • 4~9月9:00~17:30、10~3月9:00~17:00 ※新館への入場は閉館15分前まで
  • 年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり)
  • 大人2,300円、大学生1,800円、高校生1,000円、小中生500円 ※全館鑑賞可
  • 0854-28-7111
  • 無料

松江の歴史を紡ぐ堀川沿いの文化施設

幕末を代表する刀工による日本刀なども収蔵されている 幕末を代表する刀工による日本刀なども収蔵されている

城下町に溶け込む武家屋敷風の外観が印象的な博物館。松江の歴史と文化に触れることができる文化施設で、松江城から徒歩圏内のため、城見学の前後で立ち寄るにはぴったりのスポットです。

常設展示室では、松江城の成り立ち、松江藩の歴史、人々の暮らしに至るまで詳しく網羅されており、かつての城下町を再現した精密なジオラマや、甲冑、城の模型なども展示されています。千利休が関わったとされる400年前の茶室を復元した「伝利休茶室」も必見です。

日本庭園を眺めながら名工の上生和菓子を味わう

好みの上生菓子が選べる「抹茶と和菓子セット」820円 好みの上生菓子が選べる「抹茶と和菓子セット」820円

館内にある「喫茶きはる」は、日本庭園を眺めながら一服できる和空間の喫茶。栄典「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」を受章した現代の名工が手掛ける、四季折々の上生菓子が味わえます。窓の外に広がる庭園は、水を用いずに山水風景を表現した「枯山水」(かれさんすい)。松江市特産の来待石製の燈篭などを配し、地域の特色が取り入れられています。

ミュージアムショップには常設・企画展示に関する商品が並び、地元作家らが作る和雑貨のほか、銘茶や和菓子なども購入できます。

ご当地サポーターコメント
施設のすぐ近くには、松江市で10年に1度開催される船神事「ホーランエンヤ」の起源や歴史について学べる施設「松江ホーランエンヤ伝承館」もあります。

松江歴史館
  • https://matsu-reki.jp/
  • 島根県松江市殿町279 MAP
  • JR松江駅から車で約5分
  • JR松江駅から「ぐるっと松江レイクラインバス」乗車、「大手前堀川遊覧船乗場・歴史館前」下車徒歩約3分
  • 9:00~17:00(観覧受付は16:30まで)
  • 月曜(祝日の場合翌平日)、12月29日~1月1日
  • 入館無料(基本展示は大人510円、小・中学生250円)
  • 0852-32-1607
  • 無料

雨の日に訪れたい大茶人ゆかりの古刹

不昧公をはじめ代々藩主の菩提寺として栄えた。静寂な境内には墓所と廟門も残されている 不昧公をはじめ代々藩主の菩提寺として栄えた。静寂な境内には墓所と廟門も残されている

京都や金沢と並び「日本三大和菓子処」に数えられる松江。茶の湯文化を定着させたのが、松平不昧公こと、松平家七代藩主の松平治郷です。不昧公ゆかりの地として知られる「月照寺」は、雨の日にこそ訪れたい場所。梅雨の時期の観光にもぴったりなスポットです。

「山陰のアジサイ寺」とも名高く、6月中頃から7月初旬にかけて廟門や参道を約3万本のアジサイが彩り、建築物や草木と美しく調和します。松江城からも徒歩圏内なので、国宝見物とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

書院で楽しむ松江の茶文化

抹茶と松江銘菓のセットは一服450円。日本庭園を眺めながら、松江の茶文化を五感で体験できる 抹茶と松江銘菓のセットは一服450円。日本庭園を眺めながら、松江の茶文化を五感で体験できる

木の香薫る書院「高真殿」では、日本庭園を愛でながらお茶席体験が楽しめます。閑静な境内を歩いたあとで、風情に浸りながらひと息つく時間はまさに格別のひととき。

提供されるお茶菓子は、老舗和菓子処「風流堂」の銘菓「路芝」。求肥と白あんを重ねて作られた食べ心地が良い和菓子です。お抹茶に使われる水は「島根の名水百選」にも指定されている湧き水「茶の湯の水」で、不昧公も愛用したと伝わる名水です。茶の湯の水は寺入り口の隣にあり、自由にくむことができます。

ご当地サポーターコメント
境内には、文豪・小泉八雲の随筆にも登場する大きな亀の石像があり、頭をなでると長生きできるとか。藩主のゆかりの品が展示されている「宝物殿」などもあるので、時間の許すかぎりのんびりと散策してみましょう。

月照寺
  • https://www.gesshoji-matsue.com/
  • 島根県松江市外中原町179 MAP
  • 一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約15分
  • JR松江駅よりバス乗車、「月照寺前」下車すぐ
  • 4~11月9:00~17:00、12~3月9:30~16:30
  • 無休
  • 拝観料 大人500円、中高生 300円、小学生250円
  • 0852-21-6056
  • 無料
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