ご当地サポーターみちくさガイド 編集部
松江・出雲の名物を手軽に楽しむ。おすすめランチ6選
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島根県東部に位置する松江市と出雲市は、汽水湖や日本海に面した自然豊かなまちです。名産の大粒シジミを使った料理や、長年愛される老舗の名物など、観光で訪れた際に味わっておきたい土地ならではのグルメも多数。そこで“島根県の味”を手軽に楽しめるおすすめランチスポットを、地元スタッフがセレクト。観光ガイドではなかなか見つけられない穴場スポットもご紹介します。

130余年愛される老舗寿司屋の名物

「むし寿司」(1,100円)はあら汁付き。茶碗蒸し付き(1,300円)も。ふたを開けると香り立つ湯気が食欲をそそる 「むし寿司」(1,100円)はあら汁付き。茶碗蒸し付き(1,300円)も。ふたを開けると香り立つ湯気が食欲をそそる

松江観光に外せない「京店商店街」にある老舗寿司屋。看板メニューは130余年の歴史をもつ松江名物「むし寿司」です。松江市特産のあご野焼(トビウオのすり身を炭火で焼きあげたもの)をはじめ、エビやウナギなど豪華な具材をのせて蒸した温かいお寿司です。シイタケは程よく煮詰められ、ウナギもふっくら柔らかく、一つひとつから丁寧な仕事がうかがえます。1日に100箱以上も注文があることもあり、確実に食べるには早めの予約がおすすめです。

地元の人気店でいただく伝統の味

店内にはテーブル席のほか、小上がりの座敷席もあり、子ども連れの家族でも利用しやすい空間 店内にはテーブル席のほか、小上がりの座敷席もあり、子ども連れの家族でも利用しやすい空間

松江市の名物料理であるむし寿司の元祖として知られる同店。明治20年頃、初代の坂本金蔵さんの妻であるナヲさんが、地元の方向けの冬限定メニューとして考案したのが始まりです。全国的にも珍しかった“温かいお寿司”は次第に評判を呼び、県内外を問わず多くの方から親しまれるようになりました。松江では寒い時期になると、むし寿司を求めて同店を訪れる地元の方も多く見かけます。現在は通年にわたって販売されており、観光で訪れた方も季節を問わず松江名物が楽しめるようになりました。

ご当地サポーターコメント
むし寿司はテイクアウトも可能なので、近くの「カラコロ広場」でランチするのもおすすめです。創業以来親しまれる「いなり寿司」(6個入り・660円)も絶品なので、ぜひ一緒に味わってはいかがでしょうか。

浪花寿し
  • https://www.instagram.com/naniwazushi/
  • 島根県松江市東茶町27 MAP
  • 一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約13分
  • 10:00~14:30(L.O.14:00)、16:30~20:00(L.O.19:40 売り切れ次第終了)
  • 木曜、月2回水曜
  • 0852-21-4540
  • 3台
  • テイクアウトのみ(店内席は平日のみ利用可(要事前予約))※2021年6月4日現在

レイクビューと楽しむ、老舗旅館の家伝料理

鯛めし一式に、茶碗蒸し、もずく酢、焼き魚が付く「家伝・鯛めし」1,870円 鯛めし一式に、茶碗蒸し、もずく酢、焼き魚が付く「家伝・鯛めし」1,870円

松江市の老舗旅館「皆美館」が手掛ける和食処では、代々伝わる旅館の家伝料理や四季折々の御膳が味わえます。旅館の初代板前長が家伝料理として考案した皆美名物「家伝・鯛めし」は、三膳分が入ったおひつからご飯をよそい、別皿に盛られた鯛のそぼろ、ゆで玉子のそぼろなどの具材をのせ、お茶漬け風にしていただくのが定番の食べ方。鯛や玉子の風味と秘伝の出汁の旨みが一体となり、上品な味を堪能できます。

宍道湖を一望できる開放的な和空間

天気の良い日にはサンセットを拝むこともできる。宍道湖の夕日は「日本夕陽百選」にも選ばれている 天気の良い日にはサンセットを拝むこともできる。宍道湖の夕日は「日本夕陽百選」にも選ばれている

宍道湖畔に佇む同店。湖側には大きな窓が設けられ、刻々と移り変わる景色を眺めながらゆっくりと食事が楽しめます。鯛めしのほか、旅館伝統の出汁で和牛または海鮮を炊き込んだ「わっぱ飯」も人気で、一膳目はそのまま、二膳目は薬味をのせて出汁をかけて楽しむのがお決まりの食べ方。活ウナギをのせたご飯に薬味と出汁をかけて味わう「鰻まぶし」や、のど越しの良い手打ちの「出雲そば」も味わえます。

ご当地サポーターコメント
平日の昼に注文できるサービスメニュー「昼膳」(1,100円)、「昼膳 松」(1,430円)は各限定20食。旬の食材を使った品数豊富なランチが楽しめます。

味皆美 ふじな亭
  • http://www.fujinatei.ico.bz/
  • 島根県松江市玉湯町布志名21-1 MAP
  • JR松江駅から車で約10分
  • JR松江駅からバス乗車、「布志名」下車徒歩約9分
  • 11:00~15:00(L.O.平日14:00 土・日曜、祝日14:30)、金曜17:30~21:00(L.O.20:00)、土・日曜、祝日17:30~21:00(L.O.21:00)
  • 無休
  • 0852-62-0227
  • 無料
  • ※月~木曜の夜は予約営業

大粒のシジミがご飯を覆いつくす、人気のご当地丼

希少な宍道湖産特大「大和シジミ」をたっぷりのせた「特別仕立て しじみ丼」2,480円(特大粒しじみ汁付き) 希少な宍道湖産特大「大和シジミ」をたっぷりのせた「特別仕立て しじみ丼」2,480円(特大粒しじみ汁付き)

米穀店が営む和食店。歓楽街の景観に溶け込む控えめな佇まいにもかかわらず、看板メニュー「しじみ丼」を求めて多くの観光客が足を運ぶ人気店です。毎朝店内では、宍道湖でとれる約3,000粒のシジミを一粒一粒丁寧にむき身にしています。シジミエキスがたっぷり入った醤油ベースのタレで味付けされたシジミの、厚みのあるプリプリの食感と旨みを存分に堪能できます。しばらくそのまま食べ進めたら、後半は別添のとろろ芋をかけて味変を楽しむのが定番の食べ方です。

中庭が広がる静寂な和空間

落ち着いた照明の座敷には、4人掛けのローテーブルが3卓ある 落ち着いた照明の座敷には、4人掛けのローテーブルが3卓ある

店内奥には小さな庭が眺められる座敷席があり、落ち着いた空間で、地元食材を使った多彩な丼を味わえます。しじみ丼のほか、釜揚げちりめんをのせた「さざなみ丼」、和牛の旨みたっぷりの「島根和牛ステーキ丼」なども人気の一杯。米穀店直営だけあり、全ての丼に「仁多米(にたまい)」で知られる島根県奥出雲町産コシヒカリを使用している点も魅力。島根県の味を街中で楽しみたい人にはピッタリのランチスポットです。

ご当地サポーターコメント
しじみ丼のほか、イクラをちりばめたとろろ丼「マ丼ナの宝石」(1,150円)、卵黄や海苔で宍道湖の夕日をイメージした「たそがれ丼」(860円)など、興味をひく丼がそろっています。

季節の風 藏(ときのかぜ くら)
  • http://www.kaze-kura.jp/
  • 島根県松江市東本町1-64 MAP
  • JR松江駅から徒歩約16分
  • 11:30~14:30(L.O.14:00)
  • 水曜
  • 0852-21-2270
  • 無料(2台)
  • ※18:00以降は予約営業。日曜、祝日は昼のみ営業

松江城下で60余年愛される伝統の味

島根県産の黒毛和牛は、脂と赤身のバランスが程よく、伝統のゴマダレやポン酢との相性も抜群 島根県産の黒毛和牛は、脂と赤身のバランスが程よく、伝統のゴマダレやポン酢との相性も抜群

国宝「松江城」のお堀沿いにある、しゃぶしゃぶ・すき焼きの老舗。創業から60余年、観光客だけでなく地元客からも愛され続ける伝統のしゃぶしゃぶは、島根県産の黒毛和牛や豚ロースを、先代から継承する自家製のタレやポン酢で堪能する逸品です。野菜も地元農家が育てたものを厳選して提供しており、どれも味わいが豊か。風情あるお堀沿いの景色を眺めながら、城下に息づく伝統の味をゆっくりと楽しめるお店です。

国宝を望める大正浪漫の空間で、ゆったりとした時間を

1階はテーブル席が中心で、大きな窓からたっぷり光が差し、明るい 1階はテーブル席が中心で、大きな窓からたっぷり光が差し、明るい

空間のコンセプトは「大正浪漫」。年季の入った家具やインテリアが置かれた店内には気品があふれ、中でも入り口付近の「ロンヂン」と書かれた振り子時計は、大正時代から時を刻み続ける店のシンボルともいえます。メニューはしゃぶしゃぶ・すき焼きのコースのほか、ケチャップライスの「ハイカラオムライス」、コク深い「大正浪漫ビーフカレー」など、昔ながらの洋食も人気。どことなく大正時代を彷彿とさせる各料理の盛り付けや、おしゃれな食器にも注目です。

ご当地サポーターコメント
濃厚なクリームとサクサクの衣がおいしい「地元産カニの手作りクリームコロッケ」(1,408円)も人気メニューのひとつです。

ろんぢん 松江本店
  • https://www.ronjin.co.jp/
  • 島根県松江市殿町267 MAP
  • 一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約18分
  • JR松江駅からバス乗車、「県民会館前停留所」下車徒歩約5分
  • 11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:00(L.O.20:30)
  • 不定休
  • 0852-22-3618
  • 無し

参拝前後に味わえる、出雲大社のご当地グルメ代表格

「大社焼きそば(並)」650円。さっぱりとした塩焼きそばにソースを絡めると、味に深みとコクが増す 「大社焼きそば(並)」650円。さっぱりとした塩焼きそばにソースを絡めると、味に深みとコクが増す

出雲大社の参道入り口にある「勢溜(せいだまり)の大鳥居」から歩くことおよそ10分。稲佐の浜と「出雲大社」をつなぐ「神迎の道」の道中にある食事処です。中華そばやカツ丼といった定番の食堂メニューがそろう中、出雲市を代表するご当地グルメとして知られるのが「大社焼きそば」。湯がいた細めの生麺を、カマボコや豚肉といった具材と合わせて炒めた塩焼きそばで、卓上に置かれた自家製ソースをぐるっとかけて味わうのがお決まりの食べ方。麺の量は並・大・特大・超特大からセレクトできます。

店内は昭和の香りが漂う昔ながらの雰囲気

スタッフとお客さんの距離が近く、カウンター越しに日常会話が飛び交うアットホームな雰囲気も魅力のひとつ スタッフとお客さんの距離が近く、カウンター越しに日常会話が飛び交うアットホームな雰囲気も魅力のひとつ

のれんをくぐると通路が伸びており、すぐ左手にはカウンター席と小上がり席があります。店内は昭和の名残がある昔ながらの雰囲気で、飾られた多くのサイン色紙が店の歴史と知名度の高さを物語っています。平日のお昼時は、テレビを横目にのんびり焼きそばやラーメンをすする地元の常連客で賑わうのが常。2階の広間にはテーブル席も用意されており、比較的ゆっくりと食事を楽しめる空間です。参拝後に立ち寄り、食後はパワースポットの稲佐の浜へ足を運んでみるのも良いでしょう。

ご当地サポーターコメント
「大社焼きそば」に加え、3代にわたって受け継がれる「大社ラーメン 並」(600円)、焼きそばかラーメンに旬の料理がセットになった「神話定食」(1,100円)は、きんぐを代表する3大メニューに数えられます。

きんぐ
  • http://t-king.jp/
  • 島根県出雲市大社町杵築東599 MAP
  • 一畑電車出雲大社前駅から徒歩約13分
  • 11:00~22:00(L.O.21:30)
  • 水曜
  • 0853-53-2473
  • 無料

シジミエキスたっぷりのご当地ラーメン

「しじみ塩ラーメン(しじみ増し)」(950円)。シジミの旨みと、クリーミーな優しい味わいが特徴 「しじみ塩ラーメン(しじみ増し)」(950円)。シジミの旨みと、クリーミーな優しい味わいが特徴

「出雲縁結び空港」から程近い場所にあるラーメン店。貝の卸売業を営む店主が開いたお店で、仕入れのアドバンテージを活かし、シジミやハマグリといった貝類を贅沢に使ったラーメンをリーズナブルに提供しています。看板メニューの「しじみ塩らーめん」は、鶏白湯の出汁にシジミエキスをたっぷり加えたクリーミーなスープが絶品で、自家製のストレート麺と絶妙にマッチ。空の旅の行き帰りにはもちろん、松江市・出雲市間の移動途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

季節限定・一日限定の創作麺も

行列ができる日も少なくないので、ピークの時間帯を外して来店するのがおすすめ 行列ができる日も少なくないので、ピークの時間帯を外して来店するのがおすすめ

店内はテーブル席が中心。奥にはフラットなソファ席もあり、子ども用の食器もセルフで使用できるので、子ども連れでも安心して食事が楽しめます。メニューは「はまぐり醤油らーめん」「あん肝つけ麺」といった定番のほか、期間限定の創作麺も続々とリリース。店主いわく「淡白な食材は主張が弱く難しい」ながらも、過去にも煮干しやウニなどあらゆる食材を“ラーメン化”。海の幸を巧みに扱って新しい味を生み出す腕は、地元の多くのファンからも支持されています。

ご当地サポーターコメント
観光で出雲を訪れた人に少しでも楽しんでもらおうと、駐車場には「出雲神話」にちなんだ店オリジナルの顔出しパネルも設置されています。

かみあり製麺
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