ご当地サポーター
旅の思い出をさらに色濃くする、知る人ぞ知る山口県の観光スポット5選

せっかく山口県を訪れたのなら、見るべき、楽しむべきポイントを少しでも多くリサーチしておきたいところ。人気上昇中のスポットや、知る人ぞ知るスポットなど、魅力たっぷりの観光スポットは「定番」以外にも県内各地に点在しています。神秘的な絶景や猫好きにはたまらないお寺など、いずれの場所も旅の思い出をいっそう豊かに彩ってくれるに違いありません。「穴場」というにはもったいない、山口県内のさらなるおすすめスポットを5つご紹介します。

小さな火山「笠山」の頂上は大パノラマの絶景スポット

山頂付近まで車で上れ、展望台からは日本海の絶景を堪能できる。階下のカフェも要チェック 山頂付近まで車で上れ、展望台からは日本海の絶景を堪能できる。階下のカフェも要チェック

萩市街の北に位置する「笠山」は標高112mの小さな火山。山頂付近まで車で上れ、約1万年前の噴火の形跡を残す直径約30m・深さ約30mの火口を間近に見ることができます。展望台からの眺望も見事で、近隣の島々や萩市街はもとより、条件が良ければ日本海の水平線や萩沖約45㎞に浮かぶ離島「見島」までを一望。
階下にはカフェもあり、絶景を満喫しながらのお茶も楽しめます。笠山北の麓には椿群生林が広がり、約25,000本のヤブツバキが自生。例年2月中旬から3月下旬にかけて花の見頃を迎えます。

自然やグルメを満喫!一帯には見どころが盛りだくさん

「明神池」は海の魚が泳ぐ天然水族館。魚への餌やりも楽しめるが、餌を狙う上空のトンビにご注意を 「明神池」は海の魚が泳ぐ天然水族館。魚への餌やりも楽しめるが、餌を狙う上空のトンビにご注意を

笠山周辺には見どころやグルメスポットが盛りだくさん。「明神池」は笠山が本土と陸続きになった際に形成され、畔には厳島神社が鎮座。岩の隙間で海と繋がり、マダイやイシダイなど豊漁祈願で放流された海の魚たちが繁殖し、干満に合わせて水面も上下します。
神社裏にある「風穴」は夏におすすめ。12~13℃の空気が流れ出る「天然クーラー」を満喫できます。周辺にはイカ、ウニ、サザエなど、海の幸が味わえる店や、特産の夏みかんなど柑橘加工品の店などが点在。萩自慢のグルメも見逃せません。

ご当地サポーターコメント
椿群生林に向かう道路の突き当たりにある食堂「つばきの館」は、地元漁協のお母さんたちが切り盛りする知る人ぞ知る名店。刺身、甘鯛やノドグロの煮付けが味わえる定食はボリュームもコスパも満点です。
笠山
  • https://www.hagishi.com/search/list.php?c0=1&c1=8
  • 山口県萩市椿東越ヶ浜 MAP
  • JR東萩駅より車で約15分
  • 萩バスセンターからバス乗車、「越ヶ浜」下車徒歩約5分(明神池まで)
  • 0838-25-1750(萩市観光協会)
  • 越ヶ浜駐車場、笠山山頂、椿群生林は無料、明神池は有料
  • 笠山山頂、椿群生林へはタクシー、レンタカーなど車を推奨

幻想的な夕陽に感動!千年以上の歴史を刻むご利益多彩な神社

本殿に参拝した後に振り返ると、大鳥居の向こうに響灘が広がる絶景を一望できる 本殿に参拝した後に振り返ると、大鳥居の向こうに響灘が広がる絶景を一望できる

「絶景」「神社」「山口県」というキーワードで、定番の「元乃隅神社」とともにおすすめしたいのが「福徳稲荷神社」です。下関市豊浦町の川棚温泉から北へ車で約15分、響灘(ひびきなだ)を見下ろす高台に鎮座。1000年をゆうに超える古い由緒があり、多彩なご利益で古来より信仰を集めています。
境内からの眺望、壮麗な社殿や大鳥居、山中を進む千本鳥居など、見どころは盛りだくさん。西に水平線を見渡す絶景は古歌にも詠われ、日没時に美しさはクライマックスを迎えます。

千本鳥居の紅のトンネルを抜けた先に広がる断崖上の絶景

鳥居の隙間から差し込む日差しが神秘的。山中をうねるように神秘的な空間を進んでいく 鳥居の隙間から差し込む日差しが神秘的。山中をうねるように神秘的な空間を進んでいく

境内から山中へと整然と並ぶ千本鳥居は、奥へと進むにつれてまるで異世界へと引き込まれるようなドキドキ感を味わえます。途中の森の中に2ヶ所、そして眩い日差しとともに一瞬にして視界が開ける鳥居のトンネルの終着点には小さなお稲荷さんが祀られており、さながら神様を訪ねる小さな冒険のよう。
山腹にぽっかりと開けた終着点は、響灘とともに眼下にJR山陰本線や国道を見下ろす断崖上で、一帯を見渡す絶景も堪能できます。なお、夏季はマムシが出没することもあるので、足下に十分ご注意を。

ご当地サポーターコメント
夕陽は大鳥居と重なるように眺めるのがおすすめです。海原に現れる太陽光の反射は、大鳥居に向かって光の道が伸びているかのよう。祈願の後に神々しい絶景を拝めたなら、きっと開運は間違いなし!?
福徳稲荷神社
  • https://www.toyoura.net/special/02/
  • 山口県下関市豊浦町宇賀2960-1 MAP
  • JR下関駅より車で約45分
  • 川棚温泉からバス乗車、「福徳稲荷前」下車すぐ
  • 083-776-0125
  • 無料
  • 御朱印の授与は10:00~15:00(祭事前日・当日など対応不可の場合もあり)

棚田の向こうに日本海がある絶景。一番の見頃は田植えのシーズン

田んぼに水が張られる田植えのシーズンは、水面が青空や夕陽に染まる光景を楽しめる 田んぼに水が張られる田植えのシーズンは、水面が青空や夕陽に染まる光景を楽しめる

長門市西部の向津具(むかつく)半島一帯では、数多くの棚田で稲作が行われています。日本海側では棚田と海が織りなす美しい光景が随所で見られ、特に「東後畑(ひがしうしろばた)棚田」が絶景スポットとして知られています。山口県内では唯一「日本の棚田百選」にも選定されています。
田植えのために水が張られる5月上旬から、稲がまだ小さく水面がみえる6月中旬にかけてが一番の見頃。海とともに田んぼの水面が青空や夕陽に染まる光景が一面に広がります。

イカ釣り漁船の漁り火と棚田の協演は期間限定の絶景

わずかな残照を映し青く浮かび上がる棚田と日本海にゆらめく漁り火を一緒に眺められる わずかな残照を映し青く浮かび上がる棚田と日本海にゆらめく漁り火を一緒に眺められる

東後畑棚田の美しさの真骨頂は、初夏の日暮れの後に訪れます。夕陽によって茜色に染まった棚田は、夜のとばりが下りるにつれて深い青へと色を変えていき、同時に海にはイカ釣り漁船の漁り火が次々に出現。青い水面の棚田とたくさんの漁り火による幻想的な光景が眼前に広がります。
田んぼの水面が見える5月上旬から6月中旬にかけてのみ出合える絶景で、全国的にも、棚田と漁り火との協演を堪能できるスポットはとても貴重。土曜は出漁する船がわずかなため、訪れるなら平日や日曜がおすすめです。

ご当地サポーターコメント
人気スポット「元乃隅神社」までは車で10分ほど。初夏に訪れる機会があれば、神社への参拝とあわせてぜひ訪問したいスポットです。夕暮れまで時間があるなら同じくすぐ近くにある「千畳敷」への立ち寄りもおすすめです。
東後畑棚田

お参りすればほっこり癒やされる猫だらけのお寺

本堂の正面にずらりと並ぶ猫たちの中には、萩市のご当地キャラクター「萩にゃん。」の姿も 本堂の正面にずらりと並ぶ猫たちの中には、萩市のご当地キャラクター「萩にゃん。」の姿も

萩市東部の山あい、むつみ地域の集落に佇む「雲林寺(うんりんじ)」。萩城下町に伝わる「猫町伝説」に登場する天樹院(現在は廃寺)の末寺で、猫をこよなく愛するご住職のコレクションや参拝者に奉納されるなどして猫にまつわる置物が増え続け、いつしか「猫寺」と呼ばれるようになりました。
本堂前にずらりと並ぶ猫の置物は圧巻!今や、猫好きの人にとっては「聖地」とされるほどの人気ぶりで、日本国内はもとより、これまでに世界各国からも多くの人がお参りに訪れています。

仏様、おみくじ、授与品、御朱印も!とにかくお寺全体が猫まみれ

授与所入り口の屋根の裏には奉納された「猫絵馬」がびっしり。境内には猫の観音菩薩が祀られた「招福堂」もある 授与所入り口の屋根の裏には奉納された「猫絵馬」がびっしり。境内には猫の観音菩薩が祀られた「招福堂」もある

本堂への階段を上り始めると、看板や置物、記念撮影用のプラカードなど、様々な形で視界の中に猫が次々に登場します。「猫みくじ」のほか、お守りなどの授与品は、すべて住職ご夫妻のデザインによる雲林寺のオリジナルで、ここでしか手に入らないものばかり。猫があしらわれたかわいらしい御朱印も必見です。
玄関頭上にぎっしりと並ぶのは「猫絵馬」で、願い事とともに猫の顔を描いて奉納するユニークさが人気。境内を散策すれば、お寺に暮らす4匹の飼い猫たちに出会えることもあります。

ご当地サポーターコメント
境内にずらりと並ぶ木彫りの猫は、生きているようなリアルなものや、絵本のキャラクターなど、精巧さに驚かされます。全てチェーンソーアートで、作者の林隆雄さんは世界大会で優勝するほどの腕前を持つ超有名人です。
雲林寺
  • https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100241
  • 山口県萩市大字吉部上2489 MAP
  • 中国道「山口」ICより車で約50分
  • 9:00~17:00
  • 不定休(法要などで急遽のお休みあり)
  • 08388-6-0307
  • 無料
  • 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、本堂内の拝観、猫のお面かぶりは休止中

長門湯本温泉開湯の舞台となったお寺

本堂は江戸時代後期に移築・再建されたもので、県の有形文化財に指定 本堂は江戸時代後期に移築・再建されたもので、県の有形文化財に指定

1410年(応永17年)、長門守護代だった鷲頭弘忠(わしのうずひろただ)が創建。かつては「西の高野」といわれ、隆盛を極めた曹洞宗の名刹です。
「大寧寺」は長門湯本温泉の開湯の舞台としても知られています。600年ほど前、寺の定庵禅師が住吉大明神を名乗る老翁から温泉湧出のお告げを受けました。その際に発見されたのが「神授の湯」として伝わる恩湯で、境内には住吉大明神が座禅を組んでいたという石も残っています。
桜、新緑、紅葉など四季折々で風情がありますが、なかでも色鮮やかなモミジやイチョウが境内を染める紅葉時は必見です。

境内を散策して歴史を物語る見どころ巡り

全長14.2m、幅2.4mの盤石橋(ばんじゃくきょう) 全長14.2m、幅2.4mの盤石橋(ばんじゃくきょう)

広い境内には本堂のほかにも多くの見どころがあります。大寧寺川に架かる盤石橋は、岩国市の錦帯橋、かつて山口市にあった虹橋と並ぶ「防長三奇橋」のひとつ。江戸時代前期のもので、様々なサイズの自然の石を組み合わせた造形美が見事です。
本堂の裏山に並ぶのは、山口県に一大文化を築いた大内氏の31代当主義隆と嫡男、家臣のお墓。謀反で追われた義隆が、水面に自身の姿が映らず最期を悟ったという池や、兜を掛けたと伝わる岩も残されています。ほかにも十六羅漢像、歴史資料館、長門豊川稲荷など見どころがいっぱいです。

ご当地サポーターコメント
例年、桜と紅葉の見頃にあわせて実施されるライトアップは見逃せません。日程などの詳細はHP等で確認して出かけましょう。
大寧寺
  • http://www.taineiji.jp
  • 山口県長門市深川湯本門前1074-1 MAP
  • JR長門湯本駅より徒歩約15分
  • 0837-25-3469
  • 無料
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