ご当地サポーター
「やきとりのまち」長門市でおすすめの焼き鳥店5選

「ながとやきとり」は、海産物と並ぶ長門市のおいしいお楽しみ。仙崎港を擁し漁業が盛んだった長門では、明治時代になって特産品の蒲鉾が製造されるようになりました。その過程で発生する魚のあらを餌に養鶏業も並行して発展。全国でも珍しい養鶏専門の農協も設立されており、西日本有数の鶏肉生産地となりました。鮮度抜群の鶏肉を手に入れやすいという環境下で徐々に増えた焼き鳥店の数は、人口10万人あたりで今や国内トップクラスです。本記事では「やきとりのまち」長門のおすすめ5店をご紹介。最古の老舗や「ながとやきとり」の発信を牽引する店など、リピート必至の個性も様々なお店をめぐります。

「長州黒かしわ」「長州どり」の絶品串が勢揃い

左から「長州黒かしわ」の「ささみ」(1本280円)、「もも」(1本280円)、「手羽元」(1本330円) 左から「長州黒かしわ」の「ささみ」(1本280円)、「もも」(1本280円)、「手羽元」(1本330円)

ながとやきとりの魅力を世の中に広めた名店。ながとやきとりで使われるのは、一般的な「長州どり」と、飼育方法などをさらにこだわった「長州黒かしわ」です。同店では長州黒かしわの串も高い人気を誇り、皮の部分がパリッと香ばしい「手羽先」、肉の旨みを堪能できる食べ応えしっかりな「もも」、梅とわさび2種のペーストが添えられた「ささみ」の3種を味わえます。
長州どりの串も美味揃い。おすすめの一つ「とり皮」は、仕込みの段階で一度茹でて余分な脂が落とされており、香ばしい味わいがたまりません。何本でも食べたくなる逸品です。

ながとやきとりの代名詞ともいえる店。豊富なメニューが人気の秘訣

広々としたお座敷席を中心に、カウンター席や個室もあり、一人でもグループでも利用しやすいのがポイント 広々としたお座敷席を中心に、カウンター席や個室もあり、一人でもグループでも利用しやすいのがポイント

店主は全国への「やきとりのまち・長門」PRにおいての中心人物であり、ながとやきとりの代名詞ともいえる存在のお店。創業以来スタッフは全員女性で、ノンアルコールでも利用しやすいと家族連れや女性グループに評判です。
定番の串に加えて、「やまいも巻」「しいたけツナチーズ」などの創作串もバラエティ豊か。地魚「平太郎」「金太郎」の干物の他、一品料理も充実しており、焼き鳥をメインに長門が誇る山海の幸も堪能できます。

ご当地サポーターコメント
締めの鶏麺「ながとりめん」は絶対に外せません。長州黒かしわの鶏ガラ、皮、野菜などを煮込んで地元産の醤油で仕上げたスープ、長州どりの柔らかチャーシューなど、オール長門の食材による渾然一体の味を堪能できます。
焼とりや ちくぜん総本店
  • https://nagato-chikuzen.com/
  • 山口県長門市東深川892-1 MAP
  • JR長門市駅から徒歩約5分
  • 17:00~22:00(L.O.21:30)
  • 日曜
  • 0837-22-0735
  • 無料

ランチ営業を行う希少なお店。焼き鳥が味わえる定食がおすすめ

「長州どり」の焼き鳥は1本150円~で、「もも」や「つくね」が人気。ランチ営業では定食で味わえる 「長州どり」の焼き鳥は1本150円~で、「もも」や「つくね」が人気。ランチ営業では定食で味わえる

先に紹介した名店「ちくぜん総本店」の姉妹店。新鮮な地元産「長州どり」を毎朝串打ちし、炭火で丁寧に焼き上げる直伝の味は絶品です。ランチ営業を行う数少ない焼き鳥店で、人気の筆頭は「もも」や「つくね」。ランチ限定の定食「さくらごはん」はこの2種に日替わり串1本が加わり、地魚の刺身などとセットで味わえます。もちろん、単品の追加も歓迎です。
単品が充実する夜に味わっておきたいのは、甘辛のタレを絡めたから揚げ「ながチキ」。揚げたて熱々、肉汁もたっぷりな焼き鳥と並ぶ自慢の逸品です。

観光客やファミリー層に人気。テイクアウトは串1本からOK

カウンター席に加えてふすまで仕切れるお座敷席もある カウンター席に加えてふすまで仕切れるお座敷席もある

お店は長門湯本温泉街の音信川沿いの通りに立地。姉妹店「ちくぜん」同様に女性店主が切り盛りしており、子ども連れや女性グループに人気が高いお店です。さらにランチの時間帯に立ち寄れるとあって、観光客にも評判。そぞろ歩きが魅力の界隈は食べ歩きもお楽しみの一つで、串1本からテイクアウト可能です。川縁に座って焼き鳥を堪能するのもおすすめです。
夜は焼き鳥に加えてしっかりお酒も楽しめる一品メニューが充実。ノドグロやケンサキイカの一夜干しなど、美味が目白押しです。

ご当地サポーターコメント
鶏のから揚げとゴボウの素揚げを甘辛のタレで和える山口県民のソウルフード「チキンチキンゴボウ」を、同店では皿に盛る通常スタイルではなく焼き鳥風に「串打ち」で提供。手が止まらなくなるヤミツキ必至の美味です。
焼鳥 さくら食堂
  • https://www.instagram.com/_sakurashokudou_
  • 山口県長門市深川湯本1272-6 MAP
  • JR長門湯本駅より徒歩約10分
  • 11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(L.O.21:30)
  • 木曜(祝日の場合は営業、別日に振替休)
  • 0837-25-3660
  • なし(長門湯本温泉駐車場利用)
  • 予約は夜のみ可

創作メニューにもご注目。地元客に愛される駅裏の店

左から名物「とまりぎ串」(1本180円)、「はつ」(120円)、「豚バラ」(150円)、「つくね」(160円) 左から名物「とまりぎ串」(1本180円)、「はつ」(120円)、「豚バラ」(150円)、「つくね」(160円)

様々な飲食店が軒を連ねる、長門市駅の西側にあるお店。「やきとり」と書かれた赤提灯が目印です。名物「とまりぎ串」は、長州どりの「もも」のおいしさを知ってもらいたいと創作。トマトガーリックとバジル2種のソースがかかるイタリアンな逸品です。Wソースの風味とピリッと程よい辛みが、もも肉の豊かな味わいと相性抜群です。
かつて鶏を捌く仕事に携わっていた店主は、部位ごとのおいしさを知り尽くすゆえに、「とまりぎ串」や赤ワイン仕立ての「肝煮」など、創作メニューの考案も意欲的です。

丁寧な仕込みで生まれる絶品焼き鳥。希少部位も要チェック

店内はカウンター席が中心。炭火で焼き上げられる焼き鳥の香りが食欲をそそる 店内はカウンター席が中心。炭火で焼き上げられる焼き鳥の香りが食欲をそそる

定番串も絶品が揃います。「肝」「砂ずり」は丁寧に水にさらして臭みを取り、「とり皮」は予め湯通しするなど手間ひまかけた仕込みを徹底。塩も自家製にこだわります。おすすめは3羽分の鶏の心臓が串に並ぶ「はつ」。絶妙な弾力に肉の旨みをしっかり堪能できます。
その日のおすすめや味わえる品々は、まず店内のホワイトボードをチェック。定番のながとやきとりとともに、和のカテゴリーにこだわらない絶品メニューをご堪能ください。

ご当地サポーターコメント
仕入れがある時のみに味わえる、焼き鳥の部位は要チェックです。その一つ「はつもと」は心臓にある大動脈の部分で、1串に使用されるのはなんと6、7羽分。しっかり旨みも豊かな美味に感動必至です。
焼とり とまりぎ
  • 山口県長門市東深川946 MAP
  • JR長門市駅から徒歩約3分
  • 17:00~22:00(L.O.21:30)
  • 水曜
  • 0837-22-7174
  • なし

安心食材にこだわる、ながとやきとりのニューフェイス

長州黒かしわの「かわ 田中家特製タレ焼き」(1本230円)と、チューハイ「自家製はちみつレモン」(630円) 長州黒かしわの「かわ 田中家特製タレ焼き」(1本230円)と、チューハイ「自家製はちみつレモン」(630円)

焼き鳥と、長門市や山口県産食材を中心とする一品料理が堪能できるお店。おすすめは、あまり流通しない長州黒かしわの「かわ」。地元で醸造される醤油、黒糖、果物などで仕込まれる自家製の特製タレでいただく味わいは絶品です。表面はカリッと噛めば程よい弾力。味わうほどに旨みが口いっぱいに広がります。
長州どりの「白肝」もぜひ味わっておきたい逸品。色の白さはしっかり脂がのっている証拠で、炭火の絶妙な加減で全体に火を通します。ふわとろ食感と濃厚な旨みは至福を感じるおいしさです。

「家」のようにくつろいで長門の美味を楽しめる店づくり

店内にはカウンター席とお座敷席。茶道の精神「一座建立」を信条にもてなしを心がける 店内にはカウンター席とお座敷席。茶道の精神「一座建立」を信条にもてなしを心がける

地域おこし協力隊として、「ながとやきとり」振興に力を注いだご店主の念願のお店。屋号の「家」には子どもからお年寄りまで、どんな人でもゆったりくつろいでもらいたいという思いが込められています。
焼き鳥など炭火焼きのメニューを美酒とともにオーソドックスに楽しむことはもちろん、「焼き鳥丼」などファミリー向けの一品も充実。生産者の顔が見える安心食材にもこだわっており、地産地消への思いは美味を引き出す炭火にも。地元長門の「みすみ炭」を県産炭にブレンドし使用しています。

ご当地サポーターコメント
田中家特製こだわりチューハイは「自家製はちみつレモン」「夏みかん」「ゆずきち」(各630円)などフルーツ氷での演出と「追いチュー」(370円)のお得さで人気。希少な地酒「三好」も蔵元から直接仕入れています。
炭火やきとり 田中家

「たまご」や手羽先の「かわ」など、店ならではの串にご注目

左から「きも」「たまご」「とりまめ」「かわ」「かしわ」(1本162円~)と「すなさし」(540円) 左から「きも」「たまご」「とりまめ」「かわ」「かしわ」(1本162円~)と「すなさし」(540円)

創業75年を数える「ながとやきとり」で最も古いお店。人気の定番は「かしわ」「きも」「かわ」。中でも「かわ」は首の部分が一般的ですが、同店では先皮と呼ばれる手羽先の先端部分が使用されています。少し身が残るのが特徴で、皮と身の旨みのバランスが絶妙。クセになるおいしさです。
「たまご」は雌鶏の体内で殻に包まれる前の黄身で、仕入れがある日のみ注文OK。とろり半熟でいただく焼き上がりは絶品です。砂ずりの刺身「すなさし」(市場が休みの水・日曜は注文不可)は、鮮度抜群な朝締めの鶏肉が流通する長門ならでは。お見逃しなく。

ながとやきとりの歴史の起点、定番スタイルが生まれた店

カウンター席での触れ合いが楽しい カウンター席での触れ合いが楽しい

同店はネギではなくタマネギを挟む焼き鳥や、ガーリックパウダーをふりかけるという長門定番スタイルの発祥地ともいわれています。お好みで皿に添えられた柚子胡椒を付けて食べるのも特徴。ピリッと風味も豊かな辛みは、炭火でしっかり余分な脂が落とされた焼き鳥との相性が抜群です。
カウンター席のみの店内では、見知らぬ顔同士が居合わせても和気あいあい。居心地の良い雰囲気もまた地元客に加え、多くの観光客にも愛される理由です。

ご当地サポーターコメント
「きも」「とりまめ(心臓)」など、いずれの部位も至福の味わい。14時開店なので観光客でも立ち寄りやすく、早い時間帯であれば、「すなさし」など希少品や焼き鳥の希少部位の売り切れという心配もありません。
焼きとり こうもり
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